近年話題になっている子供新聞ですが、実は読売KODOMO新聞の人気が凄まじく、小学生向け新聞の中では購読者数が第一位となっています。
なぜここまで人気なのでしょうか?子供新聞に少しでも興味がある方なら、人気の理由を知っておきたいですよね。
そこでこの記事では、朝日小学生新聞や毎日小学生新聞と比較しながら、読売KODOMO新聞の人気の秘密について解説していきます。
子供新聞とは?
子供新聞というのは、主に小学生向けの新聞で、平易な漢字や文章を使い、時事ニュースを写真やイラストで分かりやすく解説した新聞です。
子供に馴染みのあるキャラクターが登場したり、漫画仕立ての記事もあって読みやすく、教育の面でも役立つとあって人気が出てきています。特に、多くの中学受験生が購読していることで注目を集めており、近年購読者数が増加しています。

たしか受験といえば朝日新聞が有名だったよね

そう!五大新聞の中でも受験に強いのは朝日だね

朝日の子供新聞はないの?

朝日小学生新聞があるよ!

ただ、1番売れてるのは読売KODOMO新聞だね。理由は次から説明するよ!
一番人気は読売KODOMO新聞
現在全国紙の子供新聞としては、朝日、毎日、読売の三紙があります。この中で購読者数が最も多いのが読売KODOMO新聞です。
小学生向けでない普通の新聞を考えると購読者数が減っているイメージがありますが、読売KODOMO新聞はむしろ年々増えており、いかに注目されているかが分かります。
小学生には読売KODOMO新聞が人気な理由

朝日小学生新聞も毎日小学生新聞も有名なのに、なんで読売KODOMO新聞が1番人気なの?

理由はいくつかあるけど、結論は以下の通りだよ
読売KODOMO新聞は購読者数がNo.1となっていますが、その人気の理由は5つにまとめられます。
- 週1回で月500円のバランスが素晴らしい
- 分かりやすく解説できる根拠がある
- 子供の興味を引くコンテンツが目白押し
- 中学受験を見据えた学習コーナーが充実
- 他紙とは細かなところが違う

以下で順番に説明していくね!
①週1回で月550円のバランスが素晴らしい
朝日小学生新聞や毎日小学生新聞が日刊であるのに対し、読売KODOMO新聞は週1回となっています。

週一回だと損なんじゃないの?
日刊で毎日読めた方がお得なように思えますが、読むのは小学生の子供です。もちろん個人差があるのですが、毎日だと飽きてしまい読まなくなったり、溜め込んでしまうことが多々あります。

最近の小学生は塾や習い事で忙しいというのも考慮しておきたいね
また、週一回である代わりに、朝日や毎日に比べて読売KODOMO新聞は圧倒的に安いです。
- 朝日小学生新聞:1769円
- 毎日小学生新聞:1430円
- 読売KODOMO新聞:550円
毎月支払う固定費は支出に大きなインパクトを与えるので、家計の節約も考慮している方には低価格であるほどありがたいですね。
なお後述するように紙面の内容は月額550円とは思えないほど充実しているので、コストパフォーマンスは極めて高いと言えます。
また、紙面の枚数にも違いがあり、読売KODOMO新聞は多めになっています。
- 朝日小学生新聞:8ページ
- 毎日小学生新聞:8ページ(土日は12ページ)
- 読売KODOMO新聞:20ページ
月額550円なら子供新聞の購読を迷っている人にも手が出しやすいですし、週一回の頻度により飽きやすい子でも継続できるという利点があります。この価格と配達頻度のバランスが、読売KODOMO新聞が選ばれやすい大きな理由の一つです。
②分かりやすく解説できる根拠がある

大人が読む通常の新聞は小学生にとっては難しいため、各社の子供新聞は当然ながら平易な文章を使い、各記事は分かりやすく説明されています。その中でも読売KODOMO新聞の場合、子供が読みやすい・理解しやすい紙面を作れる根拠があります。それが、各分野を専門とする他社との協力です。
小学館のコーナーが大人気
例えば「なるほど!調査隊」というコーナーをはじめ、漫画や学習系、時事記事など20ページ中5ページ分は小学館が編集・制作しています。

小学館って、ちゃおとかコロコロコミックとか少年サンデーのイメージだけど…

実は参考書とか教育図書もたくさん出してるんだよ
小学館は大正時代の創設期から、小学生向けの教育図書出版が主な事業でした(社名の由来にもなっています)。
そのため子供に読んでもらうためのノウハウが蓄積されており、読売KODOMO新聞でも理解しやすい紙面づくりがなされ、いろいろな人気コーナーを生み出しています。
理解を助ける四谷大塚の解説

また、中学入試に関わるコーナー、「とけるかな?」や「そうか!わかったぞ!」などのコーナーは四谷大塚が監修しています。
「とけるかな?」では中学受験における過去の入試問題と、その解答・解説が掲載されています。
「そうか!わかったぞ!」は、国算理社の四教科にまつわる豆知識のようなコラムです。例えばなぜ「海の水はこおりにくいの?」など、大人でも簡単に答えられないような疑問を、受験に役立つ知識を交えながら、丁寧に解説してくれます。

四谷大塚は、SAPIX、日能研、早稲アカと共に首都圏四大受験塾とも呼ばれるね
中学受験のために塾に通っているという人も多いと思いますが、実は四谷大塚はその教材力に定評があります。特に「予習シリーズ」というテキストは他塾と比較しても解説が詳しく書かれており、分かりやすいことで知られています。
こうした教材力が読売KODOMO新聞の紙面でも遺憾なく発揮されているので、子供にとって非常に分かりやすい紙面になっているのです。
英語関連記事はAEON KIDSが監修

さらに、英語関連のコーナーはAEON KIDSが監修しています。

CMとかでよく見るね

AEON KIDSはこども英会話の教室をやってるんだよ
英会話教室で有名なAEON KIDSが、長年の実績をもとに英語を学べるコーナーを監修しています。
まず「使える!リアルEnglish」のコーナーでは、日常生活で使えるフレーズを紹介してくれます。主に英語圏の子供がよく使うフレーズがピックアップされており、意味が似た別単語も一緒に学べるようになっています。また、イラスト付きなので気軽に読むことができます。

イラストで英語の会話の記事だから何となく目に入って、勉強を意識せずに読めるよ
このほか、ポケモンのキャラクターとともに英単語を覚えるコーナーもあり、ポケモン好きの子供なら必ず見てしまうという仕組みになっています。この英単語は切り取ってスクラップすることも可能です。
このように、読売KODOMO新聞は日頃から小学生を相手にしている各業界の代表的な企業と協力して作られているため、子供にとって分かりやすい記事を作りあげられるのです。
③子供の興味を引くコンテンツが目白押し

上記の他社との協力のところとも関連しますが、読売KODOMO新聞は子供の興味が向くようにたくさんの工夫があり、どうしても見たくなってしまうコンテンツが散りばめられています。

読売KODOMO新聞は子供目線で面白い、という声が多いよ
例えば「名探偵コナン学習まんが ニュース探偵コナン」というコーナーがあります。
少年サンデーの名探偵コナンは大人気のキャラクターなので子供がとっつきやすく、自然に読んでくれるように作られています。このコーナーは話題のニュースをマンガで楽しみながら読めるのですが、単純にストーリーとして面白いので、どんどん読めてしまいます。

子供新聞を始めたら、まずは興味を持って読んでもらうことが大切だね
イベントが豊富

興味をそそるのは漫画だけではなく、面白い特集企画も多いです。時期によっては夏休みの自由研究特集があったり、工作や化学実験の企画があり、子供の探究心をくすぐる内容になっています。
また、読売KODOMO新聞ではプレゼント企画が結構頻繁に行われています。

プレゼント欲しさにチェックしたくなるってことね
プレゼントがあると子供が喜んで新聞を読んでくれますし、継続的な購読に対して良いモチベーションになると思います。またこのプレゼントというのがなかなか豪華で、一例を挙げると読売巨人軍の選手のサイン色紙や、天体望遠鏡、すみっコぐらしの抱きぐるみなど多岐に渡ります。
種類が豊富なので、どのような子でも「欲しい!」と思えるプレゼントが見つかりやすいと思います。
なお2021年現在では下記ページの通り、申し込み時にプレゼントを選べるキャンペーンをやっているようです。見てみるとポケモンの熟語ドリルなど教材系が多そうですが、購読開始の時点でプレゼントを一つもらえるというのは子供にとっても嬉しいですね。
小学生新聞全国発行部数No.1【読売KODOMO新聞】
ファッションのページもある

読売KODOMO新聞には、子供新聞では珍しくファッションのコーナーがあります。小学生モデルによってコーディネートが紹介されており、流行のファッション情報を知ることができます。女子に人気のコーナーで、軽い気持ちで雑誌感覚で読めるという意見も多いです。

新聞って聞くと堅苦しいけど、かなりエンタメ性があるんだね

読売KODOMO新聞だと子供の興味を引きつつ、教育系の記事まで自然と読んでくれるよ
④中学受験を見据えた学習コーナーが充実
子供新聞は中学受験に役立つとも言われています。特に有名なのは朝日小学生新聞かもしれませんね。
中学受験するなら朝日小学生新聞の方がいいのか?

受験まで考えると朝日小学生新聞と迷うね…読売KODOMO新聞でも受験に役立つの?

もちろん役立つよ!
もしガッツリ受験用の教材として使うなら、朝日小学生新聞の方がオススメです。ただし、子供の性格に合わせて新聞を選ぶことも大切です。同じことを毎日続けるのが苦手だったり、興味がないことにはなかなかやる気が出せないというお子さんには読売KODOMO新聞がベストだと思います。
前述のとおり読売KODOMO新聞は、週一回なので比較的飽きにくいし、「これは勉強だ」と思わせずに色々な知識をつけさせることができます。

コツコツ続けられる子や、完全に中学受験重視なら朝日小学生新聞がいいよ!
受験生であれば、朝日小学生新聞と読売KODOMO新聞をよく比較して選ぶのがいいと思います。
また、最初は読売KODOMO新聞を試してみて、受験教材としての役割を強くするなら後で変更するというやり方もありです。
ただ、以下で説明するように読売KODOMO新聞も中学受験を意識した記事が多いので、そこまで心配することはないかもしれません。
中学受験用の時事キーワード解説

読売KODOMO新聞も、中学受験生向けの学習コンテンツは非常に充実しています。しかも、それが分かりやすく読みやすいというのがポイントです。
例えば「教えて!コナン時々ワード」というコーナーがあります。これは、中学受験に時事問題が出題されることを考慮して、話題になっている時事的なキーワードをコナンのキャラクター達のコメントと共に解説してくれる人気コーナーです。
キーワードは毎週4つで、切り取り線がついています。これをスクラップしてノートに貼り付けるだけで、自作の時事問題ノートを作ることができます。

小学館の力は絶大だね
やっぱりすごい四谷大塚の教材力

また、受験前のシーズンになると特集ページの「読売KODOMO受験新聞」がついてきます。「中学入試、ココが出る」と書かれたこの別紙には、有名中学で出題された過去の入試問題が掲載されています。前述したとおり、中学受験関連の記事は四谷大塚が監修しています。
四谷大塚の解説は子供が読んでもわかりやすいと評判で、この入試問題の解説も受験生の理解が容易になるよう、考えられています。

ちなみに四谷大塚の解説がわかりやすいのは、授業スタイルとも関係あるんだよ
実は学習塾としての四谷大塚は、自社製のテキストで予習してくることを前提に授業が進んでいきます。そのため、このテキストの解説は子供が読んでも容易に理解できるよう工夫され、分かりやすいため教材力が高く評価されているのです。
読売KODOMO新聞では、上記のように子供にとって理解しやすい学習コンテンツを使って、定期的な受験対策を行えるようになっています。
⑤細かいところが他紙とは違う

読売KODOMO新聞、毎日小学生新聞、朝日小学生新聞の三紙の違いを比較表にまとめると、読売KODOMO新聞にしかない特徴が複数あります。
読売KODOMO新聞 | 朝日小学生新聞 | 毎日小学生新聞 | |
---|---|---|---|
サイズ | タブロイド判 (406mm ×287mm) | ブランケット判 (545mm ×406mm) | タブロイド判 (406mm ×287mm) |
配達頻度 | 毎週木曜日 | 毎日発行 | 毎日発行 |
ページ数 | 20ページ | 8ページ | 8ページ (土日は12ページ) |
特徴 | 教育だけでなく エンタメ性あり | 中学受験を意識 | 偏りがなく 実直な印象 |
月額料金 | 550円 | 1769円 | 1430円 |
小さいサイズのタブロイド判
例えば紙面のサイズはタブロイドで、406mm×287mmです。朝日小学生新聞は大人が読む通常の新聞と同じブランケット判なので、読売KODOMO新聞は約半分のサイズになっています。なお、毎日小学生新聞も同じタブロイド判になっています。

小さい子供が持ちやすいように、このサイズになってるんだね

ただ、大人と同じサイズがいいという子もいるから、一長一短かもしれないね
価格が安く、週一回で20ページ
これは説明済みですが、朝日小学生新聞や毎日小学生新聞は日刊で8ページであるのに対し、読売KODOMO新聞は週一回で20ページとなります。

週一回の方が飽きにくいんだったね
また、他紙が1000円以上する中、読売KODOMO新聞は550円という低価格の設定になっています。
オールカラーで特集ボリュームが大きい
三紙のうち、読売KODOMO新聞は夏休みの自由研究やプレゼント企画などの特集ページが多くなっています。また、レイアウトも新聞の枠組みに捉われず分かりやすくなっており、イラストが多くオールカラーとなっています。これらの細かな違いも他紙と差別化を図っている点なので、読売KODOMO新聞を選ぶ理由のひとつになっているようです。
ちなみに、比較表内の特徴は
- 読売KODOMO新聞:教育だけでなくエンタメ性あり
- 朝日小学生新聞:中学受験を意識
- 毎日小学生新聞:偏りがなく実直な印象
となっているのですが、子供向けでない通常の新聞に関しても、以下の通り
- 読売新聞:庶民に寄り添い人気がある
- 朝日新聞:受験に強く上級感がある
- 毎日新聞:歴史ある真面目な新聞
という特徴があり、やはり母体の新聞社の色が出ていて大人向け・子供向けともに共通するところがあるようです。
よくある疑問
ここでは、読売KODOMO新聞に関してよくある疑問を紹介していきます。
読売KODOMO新聞のデジタル版はある?
2020年現在、残念ながらデジタル版のサービスはないようです。子供新聞ではない通常の読売新聞自体も、読売新聞オンラインというサービスはあるのですが、デジタル版のみ購読というのはできないみたいですね。
お試し・試し読みはできる?
1回分を無料で試し読みすることができます。以下の公式ページで「お申し込みはこちら」を押した後、申し込みすることが可能です。
また、読売新聞のサイトには読売KODOMO新聞のおすすめページが「試し読み」として無料で紹介されています。
何歳から読み始めるか?

読売KODOMO新聞が良さそうだとは思うけど、対象年齢ってあるの?
実は人によって結構なばらつきがあり、読み始める年齢には差があります。
例えば就学前から購読している人もいます。幼稚園生や、早い人では3歳からという人もいるくらいです。ただ大人が説明しないと分からない言葉も多いので、幼少期から購読すべきかどうかは親がどれだけ時間を取れるかによって変わると思います。就学前の場合は、読み聞かせをする感覚になりそうですね。
上記の特別早い層を除くと、購読開始が多いのは小学校2〜4年生くらいです。

思ったより低学年から読み始めてるんだね

キャラクターが多く出てきたり、プレゼント企画があったりして、かなり親しみやすくなってるからね
ちなみに、子供が成長して中学生や高校生になったら、読売中高生新聞というものもあります。
10代を全力で応援する!!【読売中高生新聞】
読売KODOMO新聞の口コミ

読売KODOMO新聞の公式ページには、購読した家庭の保護者の声が掲載されています。これらの口コミでは、イラストがあって分かりやすく納得しやすいという意見や、気に入った記事を子供自身が切り抜き保存しているという声が上がっています。
やはり、子供の興味を集めやすく、分かりやすい解説を行っているのが読者にも評価されているようです。
購読申し込みのやり方
読売KODOMO新聞はインターネットから申し込み可能なので、その方法も紹介しておきます。やり方は簡単で、以下のとおりです。
- STEP1公式ページにアクセスし、「お申し込みはこちら」を押す
- STEP2購読開始 or 試し読みを選択
試し読みは無料ですが、1回分のみです。購読の場合は、購読期間を選択します。
- STEP3名前、住所、電話番号、メールアドレスを入力
他に年齢、性別などのアンケート項目があるので、入力してもOKです。
- STEP4支払い方法を選択
訪問集金、口座振替、クレジットカード払いから選べます。
まとめ
読売KODOMO新聞が人気である理由について紹介させて頂きました。本記事をまとめると以下のようになります。
読売KODOMO新聞は以下の理由から人気である
- 週1回で月500円のバランスが素晴らしい
- 分かりやすく解説できる根拠がある
- 子供の興味を引くコンテンツが目白押し
- 中学受験を見据えた学習コンテンツが充実
- 他紙とは細かなところが違う
読売KODOMO新聞はコストパフォーマンスが非常に高いことに加え、子供の興味をそそるため自然に読みやすく、かつ分かりやすい紙面になっています。これだけの理由が揃えば、全国紙の子供新聞で購読者数No.1になるのも納得ですね。
お子さんが購読を始めたら、毎週木曜日が待ち遠しくなるかもしれません。あなたもこの機会に、子供新聞について検討してみてはいかがでしょうか。