固定費として毎年支払わなければいけないのがNHKの受信料。NHKの受信料を安くする裏ワザもあるのですが、できることなら解約したいですよね。
私は引っ越しでテレビを買い替えたとき、一時的にNHKを解約したことがあります。解約手続きはネットの噂よりは簡単でしたが、やはり少し面倒な感じでした。
そこで、この記事ではNHKの解約方法について、申し込みの流れを解説します。
解約方法の選択肢
解約する手段は電話だけ
まず解約方法の選択肢についてですが、NHK受信料契約の解約は、インターネットから申し込むことはできません。解約できるのは電話だけです。
ネットでは解約させてくれないのか
電話すればいいだけだけど、ちょっとだけハードルが上がるね
ちなみに契約申し込みはオンラインでできるのですが、解約には電話以外の選択肢はないんですね。なので、例えば営業所に直接行ったとしても手続きはできないはずです。
解約手続きの流れ
まず、NHK解約の流れを簡単に図で説明すると、以下のようになります。
- STEP1NHKのお客様番号が確認できる資料を用意する
NHKの契約をしたときもらった書類などから、NHKお客様番号を確認します。
- STEP2NHKに電話をかける
以下の電話番号あてに電話をかけます。
NHKふれあいセンター(営業) ナビダイヤル:0570-077-077 - STEP3解約したい旨を伝える
オペレーターにつながるので、理由を説明してNHK受信料契約を解約したいことを伝えます。
- STEP4解約届が送られてくる
郵送で解約届の用紙が送られてきます。
- STEP5解約届に必要事項を記載して返送する
解約届に住所や氏名などの必要事項を記入し、NHKに返送します。
- STEP6前払いした分の返金を確認する
NHK受信料を前払いしている場合、後日返金されるので確認しましょう。
それぞれの項目について、以下で説明していきます。
【STEP1】NHKのお客様番号が確認できる資料を用意する
NHKの解約にはお客様番号が必要です。お客様番号が分からない場合は、NHKの契約時に受け取った書類や、NHKから送付された郵便物を確認してみましょう。
具体的には、以下の書類から確認ができます。
- 放送受信料の口座振替予定通知
- 領収書
- 払込用紙
- 口座振替のお知らせ など
そんなのいちいち保管してない…
もし分からなかったら、NHKふれあいセンターに電話しよう
郵便物がなく、お客様番号が分からない場合はNHKふれあいセンターに電話して問い合わせしましょう。電話番号はSTEP2と同じで以下のとおりです。
NHKふれあいセンター(営業)
ナビダイヤル:0570-077-077
【STEP2】NHKに電話をかける
お客様番号を手元に用意したら、NHKに電話をかけます。このとき、公式ページではNHKふれあいセンターにかけるよう案内されているのですが、これが結構つながりづらいです。時間をおいて何度かかけてもなかなかオペレーターにつながりません。
その場合は、自分の住んでいる地域の放送局、営業センターにかけるとつながりやすいです。以下の公式ページに、各放送・営業センターの電話番号が記載されていますので参考にしてみてください。
実際私の場合も、地域の放送局にかけたら割とすんなりつながりましたので、試してみる価値はあると思います。
【STEP3】解約したい旨を伝える
電話がオペレーターにつながったら、NHK放送受信契約を解約したいことを伝えます。このとき、解約の理由を聞かれるので正確に伝えましょう。
私は引っ越しに伴って古いテレビを処分し、新居にはTVアンテナを設置していない状態だったので、 そのことを理由として伝えました。
なお、通常テレビを捨ててNHKを解約する場合は、処分したときに受け取ったリサイクル券が必要です。私はリサイクル券を捨ててしまっていたので、オペレーターからリサイクル券があるか聞かれたときは正直に「ありません」と伝えました。若干困惑気味でしたが、最終的にリサイクル券なしでも了承してもらえました。
このあたりは、地方局やオペレーターさんによって差があるのかしれませんが、リサイクル券などがなくても解約できないわけではないようです。
【STEP4】解約届が送られてくる
STEP3で解約したい意向が伝わると、NHKから解約届の用紙が送られてきます。これには少し時間がかかり、電話してから大体一週間くらいです。
ちょっと時間かかるね
あまりに時間がかかるようだったらNHKに問い合わせてみよう
【STEP5】解約届に必要事項を記載して返送する
解約届には以下のような項目があります。
注意点としては、まず「上記以外に受信機を設置している場合〜」の欄は、設置していなければ記載の必要はありません。合併先住所も同様で、対象者以外は記載不要です。
また、「放送受信契約を要しないこととなる受信機の数」は、地上契約と衛星契約がそれぞれ何台かを聞かれているので、自分のNHK契約がどうなっているかで書き方が変わります。BSが見られる人なら衛星1台、見られない人なら地上1台、となるのが一般的かと思います。
【STEP6】前払いした分の返金を確認する
無事に解約できた場合でも、解約通知が来ることはありません。
解約できたかどうか分からないってこと?
前払いしていた料金が返金されるから、それで確認できるよ
NHK受信料の2カ月払い、6カ月前払い、12カ月前払いをしている場合には、解約手続きが完了すると前払いした分が返金されます。そのため、解約が完了したかどうかは返金の有無で確認することができます。
なお、私の場合は4月に12カ月前払いをしており、4月の引き落とし日の直前に解約を行ったので、NHK側の手続きが間に合わず、次の12カ月分の料金が一旦引き落とされました(STEP2の電話をしたとき、オペレーターさんが事前にちゃんと伝えてくれました)。その後、少し経ってから前払いした12カ月分の料金が全額返金されていました。返金されたタイミングは、解約届を返送してから一カ月くらい後だったと思います。
いずれにせよちゃんと返金してもらえますので、安心して大丈夫です。返金が確認できれば、解約手続きは終了です。
これで月2000円くらいの支払いから解放されるんだね
まとめ
NHK放送受信契約の解約方法について、その流れを説明させていただきました。本記事をまとめると以下のようになります。
- NHKの解約手段は電話のみ。オンラインではできない
- 解約にはお客様番号が必要
- 正当性のある解約理由を正確に伝えること
- 解約届を返送後、返金が確認できたら解約完了
私が実際に解約してみた感想としては、意外と簡単だったという印象です。
お客様番号の確認、電話、郵送など複数のステップがあるため多少面倒ではありますが、作業自体は簡単で解約を止められることもなかったので、思っていたよりあっさり解約できました。
ちなみに、NHKは解約しなくても料金を安くする方法がいくつかあり、具体的な方法については以下でまとめています。
もし今後NHKを解約することがあれば、上記の流れを参考にしてみてくださいね。