【必勝法】合格する受験生が朝日小学生新聞を選ぶ理由

小学生新聞の中でも、朝日小学生新聞を購読する受験生は非常に多いです。複数ある小学生新聞の中で、なぜ朝日が選ばれるのでしょうか？

この記事では朝日小学生新聞が中学受験生に人気である理由について解説していきます。

朝日小学生新聞の基本情報

朝日小学生新聞のサイズは545mm×406mmのブランケット版で、通常の新聞と同じ大きさです。日刊なので毎日発行され（月1回程度の休刊日があります）、ページ数は少なめの8ページです。他の小学生新聞と比較すると以下のようになります。

朝日小学生新聞の料金は月額1769円です。通常の朝日新聞（朝刊のみ）が3093円なので、それに比べるとかなり低価格になっています。

中学受験といえば朝日小学生新聞というイメージが強いですが、実は子供新聞の中で発行部数No.1なのは読売KODOMO新聞です。こちらについては人気の理由を以下の記事で紹介しています。コストパフォーマンスが非常に高いので、朝日小学生新聞と比較してみて下さい。

また、朝日小学生新聞と読売KODOMO新聞の比較は以下を参考にしてみてください。

中学受験生が朝日小学生新聞を選ぶ理由

ここからは、朝日小学生新聞が中学受験生に選ばれている理由について解説します。

上質な学習コンテンツが充実している

まず、朝日小学生新聞はなんといっても学習コンテンツの充実度が群を抜いています。「受験の朝日」と呼ばれるだけあって、他紙の小学生新聞よりも中学受験を意識したつくりになっており、連載されるコーナーや記事の内容も受験生に適したものになっています。

そして学習コーナーの多さもさることながら、そのコンテンツの質が非常に高いです。難関中学（灘、筑駒、女子学院）の合格者の4割以上が購読していたという調査結果もあり、受験生からの信頼も厚いです。

公立中高一貫校への合格力講座

公立中高一貫校の受験には適性検査がありますが、内容は学校ごとに様々であり、教科横断的なものであることが多いです。

朝日小学生新聞には公立中高一貫校への合格力講座というコーナーがあり、この適性検査に合格するために「作文」「算数」「理科」「資料の読み取り」というテーマで問題を取り上げています。出題や解説だけでなく、例えば作文問題ではどのような力が求められるかという情報も掲載されています。

時事問題対策

朝日小学生新聞は時事問題対策にも力を入れている印象です。時事ニュースは写真やグラフ、絵を交えて分かりやすく解説しており、その時々で注目すべきニュースをタイムリーに取り上げています。

また、編集部は全国の中学入試問題のうち時事問題を徹底的に分析し、どんなテーマが扱われているのかを分析しているそうです。その年ごとに時代の流れを予測し、出題傾向まで調査しているため、受験に役立つアドバイスができるのも頷けます。

以下では「朝日小学生新聞を読んでいたら解けていた時事問題」というのも記載されています。

他にも探究心がそそられるコーナーが多い

その他、「なんでも実物大ずかん」や「てくてく探Qワールド」など、子供の知的好奇心をくすぐる内容が多いです。

朝日小学生新聞は単に読みやすい新聞というのではなく、読んで考えさせたり、もっと知りたくなるような工夫が随所に見られ、結果的に子供に自発的な学習効果を促すように作り込まれています。

これだけ学習コンテンツが充実しているのは、朝日小学生新聞の大きな特徴だといえます。

学習コーナーの解説が分かりやすい

受験生に支持される他の理由として、朝日小学生新聞は各コーナーの解説が分かりやすいです。子供新聞はどの新聞も分かりやすいのですが、朝日小学生新聞は「分かりやすさ」と「受験に役立つ」をうまく両立させており、以下のようなコーナーが人気を集めています。

歴史まんが

朝日小学生新聞では、日本の歴史を漫画で解説してくれるコーナーがあります。朝日小学生新聞の人気コーナーでもあり、週一回連載されています。歴史まんが「日本の歴史 きのうのあしたは……」は単行本も出版されていて、累計30万部を超える大人気作になっています。

齋藤孝のゼッタイこれだけ！名作教室

テレビでも有名な齋藤孝さんが、名作文学の文章について解説してくれるコーナーです。「読解力がグングンのびる！」というふれこみです。

扱うのは「くもの糸」など、名作と言われる文学作品の中でも子供達が知っていて馴染みのあるもので、登場人物の心情や行間から何が読み取れるかを解説してくれます。齋藤先生に感想文や絵を送って、見てもらうこともできます。

きになる みになる 算数の基本

算数がニガテという人も多いですが、こちらは算数の基本的な考え方を教えてくれるコーナーです。楽しみながら身につけるというコンセプトがあり、まんがを交えて学習し、得た知識をもとに問題に挑戦することができます。教科書の学習だけでは伝えられない、算数の奥深さ、興味深さを伝えています。

記述問題の対策ができる

中学受験に向けて記述対策ができるというのも、朝日小学生新聞の強みです。

2021年から始まった大学入学共通テストでは記述式の問題が検討されましたが、中学受験の入試問題でも記述式の問題は増加の傾向にあります。記述式の問題を解くには読解力だけでなく、思考力や表現力も必要です。

これらの力を養うためのコンテンツとして、朝日小学生新聞では「天声こども語」、「記述力アップ講座」「よみとき天声人語」といったコーナーがあります。特に天声こども語は朝日小学生新聞イチオシのコーナーで、様々な学習方法が紹介されていますね。

天声こども語を使った学習方法

天声こども語はこども版の天声人語です。書き写しや要約によって、記述力や読解力を向上させることができます。

季節ごとの話題や時事ニュースをテーマに取り上げており、朝日新聞のベテラン記者が書いているため、文章の書き方は見習うべき点が多数あります。

書き写し学習はコラムの内容をそのまま書き写すというものです。

書き写すだけで簡単にできる割に、漢字を覚えたり言葉の意味を覚える効果があります。また、集中力の養成にも役立つと言われています。そして、意外なメリットとして文章を書くスピードの向上というのもあります。

これらに加えて、タイトルを考えたり、全体を要約する学習方法もあります。タイトルをつけるのも要約するのも、文章を理解していないとできないことです。決められた時間内で文章のポイントをつかむ訓練になるので、長文読解の力が鍛えられ、十分な技術問題の対策ができるのです。

大人も子供も勉強になる

朝日小学生新聞は子供向けの新聞ではありますが、大人が読んでも勉強になるほど充実した内容になっています。子供だけでなく大人も興味深く読めるので、受験生の親世代からの信頼が厚くなり、結果的に支持を集めるという側面もありそうです。

以前、新聞の節約方法として、通常の新聞から子供新聞に変更するという記事を書きましたが、実際に朝日小学生新聞を読んで勉強しているという親御さんも多くいるようです。

なお、朝日小学生新聞は学力向上と共に、子供と大人が話すきっかけになることもアピールしているようで、公式サイトでは

親子のコミュニケーションが深まり、子どもの学力が伸びる朝日小学生新聞。

のように謳われています。

進学塾に関する情報も掲載

中学受験の進学塾といえば、有名どころだけでも以下のような塾があります。多数の選択肢のうち、どこに通うべきか、どのように選べばいいかがわからないという人も多いのではないでしょうか。

朝小 進学情報室

「朝小 進学情報室」というコーナーでは、教科ごとの勉強方法をはじめ、塾はどのように選ぶべきか、いつまでに何を準備しないといけないかなど、中学受験を目指す人にとって重要な情報を紹介しています。

このように単純な学習だけではない、受験に役立つ様々な情報が入手できることも、朝日小学生新聞が人気である理由だと言えるでしょう。

ちなみに、子供新聞の中でも朝日小学生新聞が最も受験を意識した内容になっていたり、学習コンテンツや進学塾の情報として「質の高さ」を追求している点は、大元の朝日新聞のカラーを受けており非常に興味深いです。

大人が読む通常の新聞にも性格があるので、この辺りを理解すると子供新聞各紙の特色も掴みやすいかもしれません。

よくある疑問

ここからは、朝日小学生新聞についてよくある質問に回答していきます。

朝日小学生新聞にデジタル版はある？

朝日小学生新聞にもデジタル版自体はありますが、実は多くの場合利用することができません。

というのも、朝日小学生新聞の電子版は以下の人を対象としており、この条件に当てはまらない人は利用できないのです。

ただし例外として、「朝日小学生新聞 デジタル for school」というサービスがあります。これはクラウド型学習支援サービスであり、学校などの教育現場で使われるものです。使い方としては各生徒にiPadなどの端末を配布し、記事検索やワークシート配信などの機能を使用するというものです。

ちなみに朝日はクラウドを用いたコンテンツ配信に意欲的で、Amazon Alexaに対応した朝日小学生新聞の提供も行っています。

朝日小学生新聞の対象年齢は何歳から？

対象年齢は明記されているわけではありませんが、小学4年生頃から申し込む人が多いようです。

ただし、低学年のうちから読み始めるという人もいますし、早い人は幼稚園の年長や小学一年生からという人もいるようです。

朝日小学生新聞の口コミや評判は？

ここでは口コミ情報について紹介していきます。

朝日小学生新聞の場合、基本的にはニュースを読んでくれる、受験に活用できたという肯定的な意見が多いです。

毎日届く朝日小学生新聞
最初はマンガと小説の割合が多かったけど、ニュースも読むようになり「世の中をもっと知りたい」と言うので何にしようかな？
中学生新聞や今解き教室を毎月とる？

— マリア@高IQ5歳ママ (@a2xvaN1GmkGqlom) May 2, 2021

国語と社会が足を引っ張っていた息子のために、昨年4月から購読を始めた朝日小学生新聞。おかげで毎朝新聞を読む習慣がつき、多少なりとも良い効果があったと思います😊息子は読書をあまりしないのですが、新聞なら文字に触れるだけでなく、社会情勢やタイムリーな話題も知ることができて一石二鳥✨ pic.twitter.com/XS3fHtQ8dm

— may (@may_coco_) February 23, 2021

一方で否定的な意見としては、溜め込んでしまうというものがありました。また、週刊で内容を濃くした読売KODOMO新聞を推す声もありました。

子供の頃そういえば6年間朝日小学生新聞をとっていました。興味の有無に関わらず情報をプッシュしてくれて、毎日世の中の出来事に触れられたのは良かったです。ただし習い事などで忙しくて溜め込むことはありました。もし数年後娘たちのために検討するならばとりあえず長期休み期間中のみにするかな…

— mallika1歳🌼知育×おうち英語 (@mallika0803) May 3, 2021

小学生には

天声こども語

の書き写しをさせている

文字数は400字程度なので作文や記述問題、漢字、時事問題など効果は高いと思われる

子供新聞については

朝日小学生新聞（毎日）
読売KODOMO新聞（週1）

などがあるが

オススメは読売

週一であることそれゆえの内容の濃さ値段においてヨき

— みかわ塾 (@mikawajuku) May 31, 2019

また、中には小学生でも中高生新聞に変えたという人もいるようです。

４，５年とってた朝日小学生新聞をやめて、朝日中高生新聞に変えた。まだ長女は小学生だけど。中高生新聞、中を開いて読むと、なかなか読みごたえがあっておもしろい。

— 咲＠ (@sakzo) May 1, 2021

その他、天声こども語の書き写しを実際にやっている人の意見もありました。

【天声こども語の書き写し】
いつもの新聞ノートは、先生に
提出しているので、今日は、
朝日小学生新聞にある、
天声こども語の書き写しを
しました。
書き写し、要約、言葉の意味調べ
すべて終わるのに、45分～1時間
かかりました。
これ、毎日やると、要約力や、
語彙力がつきそうだけど、 pic.twitter.com/WNOvub1Gx8

— うずそら (@uzusora414) May 8, 2021

全体的には高評価の声が多かったですが、毎日発行で溜めてしまう子供もいるようです。また、別の子供新聞や中高生新聞に変更したという人もいました。

試し読みはできる？

朝日小学生新聞は無料で試し読みを申し込むことができます。ただし、申し込むためには会員登録が必要なので、若干面倒かもしれません。そういった方は、会員登録をしなくても下記の公式ページで紙面のサンプルが紹介されているので、これを見て記事の内容を確認してみるといいかもしれませんね。

朝日小学生新聞

まとめ

朝日小学生新聞が中学受験生に選ばれている理由について紹介させて頂きました。本記事をまとめると以下のようになります。

朝日小学生新聞は子供新聞の中でもより受験に特化した新聞であり、学習コンテンツや受験関連情報の充実度は素晴らしいものがあります。中学受験をすると決めている人も、迷っている人も、朝日小学生新聞を読んで情報を収集することで今後の進路が変わってくるかもしれませんね。

お子さんのためにもベストな新聞を選べるよう、各新聞を比較し、是非検討してみて下さい。