スマホの料金プランってとにかく分かりづらくて不親切ですよね。特に高齢の方やスマホが初めてという人には複雑に感じられるかもしれません。
実はイオンモバイルには60歳以上向けのプランがあります。その名も「やさしいプラン」。
このプランはまさにスマホが初めてという人やシニア向けのプランになっているのでおすすめです。
そこでこの記事では、イオンモバイルのやさしいプランについて紹介します。
初めに結論を書いておきます。
以下、詳しく説明していきます!
イオンモバイルやさしいプランの特徴
60歳以上の人しか利用できない
イオンモバイルのやさしいプランは、60歳以上の方限定のプランです。
60歳未満の人は利用できないってこと?
その通りだよ!
年齢制限があるということで限定された人しか使えませんが、一定の需要はあると思います。例えば若い世代の方が、おじいちゃん、おばあちゃん世代向けにスマホを使ってほしいと感じることはあるでしょう。新型コロナウイルスの影響もあり、離れて暮らす高齢者の方となかなか会えず、スマホで気軽にコミュニケーションをとりたいという人も多いのではないでしょうか。一方でスマホを使っているシニアの方はまだまだ少なく、まずはスマホの契約からという家庭もたくさんあると思います。
でもあんまりスマホを使わない世代に、何千円もするプランを契約してもらうのもなあ。。
使用頻度も少ないし、もったないないよね
でも何もないとLINE通話さえできないし
そういう人は、まさにイオンモバイルのやさしいプランを検討してみるといいよ
イオンモバイルのやさしいプランはシニア向けということで、無駄がないプランを目指しているそうです。このプランは速度も容量も控えめで、その分価格を安く抑えているため、スマホをあまり使わない人にぴったりのプランなんです。
基本的に通信速度は500kbps
やさしいプランの通信速度は最大500kbpsとなっており、速度は控えめです。
500kbpsってどれくらい遅いの?
LINE等のメッセージや通話、地図やニュースアプリなら何の問題もなく使えるよ!
動画は見れないの?
YouTubeの低画質だったら問題ないよ。でもそれ以上の画質はちょっと厳しいかも。
500kbpsという速度ですが、これは高画質の動画は見れないけど、低画質での視聴やLINE通話等はできるくらいの速度となっています。ハードな使い方をしない人であれば、この速度でも十分でえる可能性は高いでしょう。
なお、イオンモバイルの公式ページには以下のように紹介されています。
LINE、地図表示、天気予報、ニュース記事閲覧等、60歳以上のお客さまがよくご利用されるサービスも十分にご利用いただけます。
出典:イオンモバイル「やさしいプラン」https://aeonmobile.jp/plan/yasashii_plan/
60歳以上の人がよく使うサービスの通信速度も計算して設定されてるんだね
料金が格安
通信速度を低速に抑えている分、料金の方はかなり安く設定されています。同じ容量の他社のプランと比べても非常に低価格で、例えば格安SIMのYahooモバイルでは容量3GBで2680円(スマホベーシックプランS)ですが、イオンモバイルのやさしいプランでは容量3GBで1280円です。
格安SIMの価格のさらに半額以下なの?
速度は遅いけどね。でもものすごく安い価格設定だよ!
比較的新しいプラン
イオンモバイルのやさしいプランは比較的新しく、2020年9月に登場したプランです。この2020年9月のタイミングで、イオンモバイルの一部のプラン料金が見直され、特に大容量プランが大幅に値下げされたのですが、同時に「やさしいプラン」が新しく登場しました。
つい最近まではイオンモバイルにないプランだったんだね
具体的な料金プラン内容
次に具体的な料金プランの内容と、注意点について説明します。
プランの選び方
やさしいプランは大きく分けると以下の3種類があります。
- 音声プラン
- データプラン
- シェアプラン
この3つは何が違うの?
家族で容量分け合うならシェアプラン、
ネットだけ使うならデータプラン、
通話もネットも使うなら音声プランだよ!
うーん、どれにしたらいいかよく分からないね…
まずは家族でイオンモバイルを使う人が他にもいるかどうかがポイントになりますが、やさしいプランのシェアプランはあまり割安感がありません。基本的に音声プランかデータプランを選んだ方がいいです。
そうすると音声プランかデータプランの二択になりますが、この二つに関しては電話を使うかどうかで決めればOKです。電話番号を所有してスマホで電話したい人は音声プラン、電話番号が不要ならデータプランを選べば良いでしょう。
LINE通話はデータプランでもできるの?
もちろんできるよ!
各プランごとに選べる通信容量が決まっている
やさしいプランは、音声プラン、データプラン、シェアプランの3つに分けられるという話をしました。そして、これら3つのプランにはそれぞれ選べる通信容量が決まっています。これを一覧表にすると以下のようになります。
やさしい プラン mini 200MB | やさしい プラン S 3GB | やさしい プラン M 6GB | やさしい プラン L 8GB | |
---|---|---|---|---|
音声プラン | 980円 | 1280円 | 1580円 | – |
データプラン | – | 680円 | 1080円 | 1580円 |
シェアプラン | – | – | 1880円 | 2280円 |
ちなみにこの表には現れていませんが、やさしいプランminiだけは通常の高速通信となり、その他のやさしいプランS、M、Lは通信速度が500kbpsに制限されます。
あれ、シェアプランが一番高くない?
そう、やさしいプランだとシェアプランがそこまで安くないから要注意だよ
要注意!やさしいプランだとシェアプランは割安感少なめ
シェアプランの料金体系は少し複雑で、シェアする枚数や音声通話機能付きかどうかで料金が変わってきます。料金は分かりにくいのですが、下記で紹介されているように本来のシェアプランは非常に安く設定されているため割安になることが多いです。
ですが、やさしいプランについては、シェアプランはあまりお得になりませんので要注意です。例えば公式ページや上の料金表で表示している料金は、SIMカード3枚を60歳以上の方3名でシェアし、音声SIM1枚とデータSIM2枚の場合の料金です。これを使って比較してみましょう。
- 3人でシェアプランの場合:計2280円
- (シェアプラン8GB→2280円)
- (※音声SIM 1枚、データSIM 2枚)
- 1人が音声プラン、2人がデータプランの場合:計2640円
- 音声プラン3GB→1280円
- データプラン3GB→680円(×2)
シェアプランだと3人で8GBで2280円、音声プランとデータプランの組み合わせだと9GBで2640円です。シェアプランの方が1GB少ないにも関わらず、360円しか安くならないんですね。もともとやさしいプランが安いので、価格差がつきにくいのだと思います。
60歳以上の人で3人以上でシェアし、少しでも安い方がいいという場合はシェアプランでいいのですが、なかなか当てはまるケースは少ないと思います。やさしいプラン以外のシェアプランだとかなりお得になるので、ちょっと残念ですね。
まとめ
イオンモバイルのやさしいプランについて解説させて頂きました。本記事をまとめると以下のようになります。
- 利用は60歳以上の人だけ
- 通信速度が500kbpsで遅め
- ただし、やさしいプランminiだけは通常の速度
- 料金は普通の格安SIMよりさらに安い
- 大きく3つのプランがある
- 家族で分け合うならシェアプラン
- ネットだけ使うならデータプラン
- 通話もネットも使うなら音声プラン
- やさしいプランの場合、シェアプランはお得感が弱め
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少しずつですが高齢者にもスマホが広がってきています。皆様も、身の回りの方がスマホを使い始めるとき、イオンモバイルのやさしいプランを候補として考えてみてはいかがでしょうか。