【WiMAXとは？】メリット・デメリットとおすすめプロバイダまとめ

毎月支払う通信費って高いですよね。
固定費なので毎月確実にかかってしまうお金だけど、手続きとか面倒くさいし。。


スマホは安いプランに変えたけど、インターネット回線は見直していないという方も多いのではないでしょうか。


だけど、通信費は月々の料金として家計に効いてくるので、一度見直してみると大きな節約効果がありますよ！

私は約8年間WiMAXを使っていますが、通信費が安くコストパフォーマンスが非常に高いためとても満足しています。


私の場合、キャンペーンなどの割引をうまく使えたこともあり、光回線より月額2000円以上は安く済ませられました。
単純計算で2000円/月×12ヵ月×8年＝19万2000円は通信費を浮かせることができたはずです。


そこで、この記事ではWiMAXとはどういうものなのか、WiMAXのメリットやデメリットについてまとめたいと思います。

そもそもWiMAXとは？

WiMAXはポケットWiFiみたいなもの

WiMAXというのは、モバイル通信の方式の名前です。

ただし、一般的に「WiMAX」という言葉は、WiMAXの通信を行う端末を指すことも多いです。

UQ Communicationsが回線を提供している

WiMAXの通信回線は、UQ Communicationsが提供しています。

WiMAXの回線の大元はUQ Communicationsが所有しているのですが、GMOとくとくBBやBroad WiMAXなどのプロバイダが、UQ Communicationsの設備を借りて通信サービスを提供しています。


そのため、複数のプロバイダの中から自分に合ったものを選択する必要があります。

WiMAXの通信速度は758Mbps(下り最大)

WiMAXの通信速度は下り最大で758Mbpsです。これを快適なインターネット速度の目安と比べると以下のようになります。

メール、LINE	1Mbps
Web閲覧	1Mbps
ビデオ通話	3Mbps
動画視聴(フルハイビジョン)	5Mbps
WiMAXの下り最大速度	758Mbps

WiMAXの料金は光回線(フレッツ光など)よりも安い

WiMAXの料金は一般的な光回線よりも安いです。


通信速度は求めない（動画視聴などの通常の使い方しかしない）けど通信費を少しでも安くして節約したいという方は、検討してみる価値があると思います。

WiMAXで節約できるのか？実際の月額料金

月額料金はライトプランで2726円～

WiMAXの料金プラン(税抜)は以下のようになっています。　

ライトプランでは月額料金が2726円(税抜)～となり、かなり安いため節約効果が大きいです。ただし、ライトプランの場合は月間データ容量が7GBを超えると速度制限がかかります。

月間データ容量無制限で使用したい場合は、ギガ放題がおすすめです。

ギガ放題プランだと月額料金は3411円～

月間データ容量の制限がないギガ放題プランの場合は月額料金が3411円(税抜)～となります。（※3年目以降は料金が上がります）


光回線でシェアNo.1のフレッツ光の月額費用(※1)が4150円(税抜)(※2)なので、単純な月額料金を比較するだけでもWiMAXの方が安いことがわかりますね。

※1　OCN月額基本料+フレッツ光利用料
※2　「フレッツ光ネクストギガマンション・スマートタイプ(16世帯以上)」の場合です。世帯数が少ない場合や戸建ての場合はもっと高くなります。

WiMAXはキャッシュバックなど割引キャンペーンが豊富

WiMAXはキャッシュバックや割引キャンペーンが豊富で、毎月のようにキャンペーンの内容が変わります。


特にGMOとくとくBBではキャッシュバック額が大きいプランがあり、実質料金を安く抑えることができます。

光回線(フレッツ光など)からWiMAXに乗り換えた場合の料金

例えば光回線の「フレッツ光ネクストギガマンション・スマートタイプ(16世帯以上)」から、Broad WiMAXの「ギガ放題プラン」に乗り換えた場合、月額料金は以下のように安くなります。

消費税を10%とすると、毎月812円を節約することができます。
年間にすると9744円の節約になりますね。

WiMAXのメリット 評判と評価は？

WiMAXなら、光回線にはないメリットがたくさんあります。


ここでは、私がWiMAXを約8年間使ってみて実際に感じたメリットを紹介していきたいと思います！

光回線(フレッツ光など)より月額料金が安い

一つ目のメリットは、光回線（フレッツ光など）より月額料金が安いことです。


通信費は毎月決まって支払う固定費なので、WiMAXを使うことで大きな節約効果を得ることができます。

WiMAXなら外でも使える

光回線にはないWiMAXのメリットとして、「外出中も使える」という点があります。


外出先のお店に無料のWi-Fiがなくても、WiMAXを持っていればノートPCやタブレットでインターネットを使うことができます。

電車や新幹線での移動中も使うことができるし、スマホの速度制限がかかってしまったときも、WiMAXがあると安心できます。

稼働率について

また、稼働率の面でもWiMAXは優れています。

というのも、光回線などの固定回線だと、（当然ですが）家にいないときは使えません。仕事や旅行で長期間外出する場合でも、光回線の月額料金は変わらずにかかってしまいます。

その点、WiMAXだと外出中も高速の通信回線を使えるので、使っていない時間が少なくなり（＝稼働率が高い）、恩恵をたくさん受けられることになります。

モバイルルーターなのに無制限プランがある

ポケットWiFiをはじめとするモバイルルーターは、月額のデータ容量が制限されているものが多いです。

例えばスマホと似たような感じで、月間データ容量が7GBを超えると速度制限がかかる、というものですね。

WiMAXもライトプランだと月間で7GBを超えると速度制限がかかるのですが、ギガ放題プランを選べば月間データ容量については無制限になります。

ギガ放題プランなら、月間データ容量を気にせずに使うことができます。

無料で試せるTryWiMAXがある

WiMAXには無料で試せるTryWiMAXというものがあります。

これは、15日間、無料でWiMAXを使えるというサービスです（※発送から到着までの期間も15日間の中に含まれるので、実際に使えるのは10日間くらいです）。


通信料金も配送費用もかからない無料のレンタルサービスです。これを使えば、自分の環境でWiMAXの電波が使えるのか、どれくらいの速度が出るのかを確認することができます。

発送されれば工事不要ですぐに使える

WiMAXはモバイルルーターなので、固定回線のような工事が必要ありません。

申し込みをして端末が発送されれば、最短即日で使用開始することができます。


また、WiMAXを使っていれば、引っ越しのときにもルーターを持っていくだけなので、面倒な手続きが不要になります。

実際に約8年間WiMAXを使ってみた感想

私は実際にWiMAXを使っていますが、「コストパフォーマンスが非常に高い」というのが正直な感想です。

月額3000円台で、下り最大758Mbpsの速度があり、外にも持ち運べるというのはかなり使い勝手が良いと思います。


私がWiMAXを使うことにした理由は、単純に月額料金が安いからでした。通信費を抑えて固定費を節約することができるので、満足度は高かったです。

一方で、以下のようなデメリットもあるため、全ての人が満足できるわけではないと思います。

WiMAXのデメリット&注意点

WiMAXは場所によってはつながりにくい（屋内など）

WiMAXの電波は2.4GHzや5GHzという高い周波数帯を使っており、障害物があると届きにくくなるため、屋内ではつながりにくいです。

実際に私が使っていてよく困るのは、ショッピングモールなどの建物の中です。建物の奥の方では、WiMAXはほとんどつながらず、圏外になります。

例えばカフェ等で使うときも窓の近くなら問題ないですが、あまり奥に入り込むと電波が届かなくなってしまいます。

実際にマンションの中で使っていて不便に感じたことはないですが、WiMAXのルーターは窓のある部屋に置いておいた方が良いと思います。

なお、WiMAXのルーターからスマホやPCまではWi-Fiで通信するので、ルーターさえ窓際に置いておけば、スマホやPCが窓際になくても大丈夫です。


また、建物でなくても障害物があると届かないので、新幹線で使っているときに長いトンネルではつながらなくなります。

同様に、WiMAXは地下ではつながりません。地下鉄に関しても昔は全くつながらなかったのですが、ここはかなり改善されてきているようです。例えば2018年1月以降は、東京メトロの全駅でWiMAXが使えるようになりました。

WiMAXの電波が弱い地域もある

WiMAXの電波は地域によっては弱いことがあります。電波が圏外の場合もあるのでWiMAXを契約する前に確認しておいた方が良いでしょう。

とはいえ、WiMAXの電波は人口カバー率99%以上であり、基本的には心配いらないと思います。

私は実際に旅行先にもWiMAXを持っていきますが、日本国内で電波が著しく弱くなることはまれです。
ただ、スキー場や山間地域など、あまりに山奥の方だとつながりにくいこともあります。

光回線（フレッツ光）と比較すると速度が遅い

WiMAXは光回線に比べると速度が遅いです。

下り最大速度で比較すると、WiMAXが758Mbpsに対して光回線は1Gbpsです。

（追記）WiMAXの下り最大速度は、特定の条件を満たした場合1.2Gbpsまで出るようになりました

メール、LINE	1Mbps
Web閲覧	1Mbps
ビデオ通話	3Mbps
動画視聴(フルハイビジョン)	5Mbps
WiMAXの下り最大速度	758Mbps
光回線の下り最大速度	1Gbps

回線速度の違いがどの程度デメリットになるかは、普段の使い方によると思います。
インターネットで快適と感じる速度の目安が表の通りなので、通常の使い方であれば不便に感じることはないと思います。

ただ、インターネット回線を通じて4K動画をストリーミングで視聴したいとか、大容量のファイルのダウンロードを頻繁に行うとか、ヘビーな使い方をする場合には光回線を選んだ方が良さそうです。

私の場合は普段WiMAXを使っている中で回線速度が遅いと感じることはあまりないです。ただし、3日で10GBの制限にかかったときは、いつもより若干遅いかなと感じることがあります。

無制限プランでも3日で10GB使うと速度制限がかかる

WiMAXのギガ放題プランは月間データ容量には制限がありませんが、3日間で10GBのデータ容量を使うと速度制限がかかります。

速度制限されるのは、3日間で10GBを超えた日の翌日（の18時頃～翌2時頃）です。

ギガ放題プランで「3日で10GB」を使った場合、制限後の速度は1Mbps（下り最大）となります。これは「YouTubeの標準画質の動画が視聴できるレベル」だといわれており、スマホと違ってそこまで遅いわけではありません。

私の場合はAmazon Prime Videoで動画をかなり見ているので、しょっちゅう速度制限がかかります（正確にいうとかかっているはずですが、通知などが来るわけではないのではっきりとはわかりません）。
あくまで個人的意見ですが、若干遅いかなと感じるレベルです（ただし使用環境にもよると思います）。

常に高速な回線速度を使いたいという人は、フレッツ光やauひかり、NURO光といった光回線を選んだ方がいいと思います。

プロバイダごとの違いについて

WiMAXを契約する場合、プロバイダを複数の中から選ぶことができます。

基本的にプロバイダが変わってもWiMAXの電波に差はありません。ただ、サポート体制や契約プランなどサービス内容には差があります。

例えばGMOとくとくBBなど、プロバイダによってはキャッシュバックの手続きを忘れるとキャッシュバックをもらえないことがあります。
せっかくキャッシュバックありのプランにしたのに、もらえなかったのでは意味がありませんよね。

また、最近のWiMAXの契約プランはいわゆる3年縛りのタイプが多いです。申し込み（および契約更新）から3年以内に解約した場合には、違約金がかかるというものです。ただし、プロバイダによっては1年縛りのプランを用意しているところもあります。

WiMAXの申し込みをするなら、複数のプロバイダを比較して検討した方がいいと思います。

WiMAXのプロバイダ比較【厳選おすすめプロバイダ3つ】

実はWiMAXのプロバイダは、20種類以上あります。ここでは、その中から厳選して3つのおすすめプロバイダを紹介します。なお比較にあたっては、各プロバイダのギガ放題プランの金額を参考にしています。

①GMOとくとくBB

GMOとくとくBBはWiMAXのプロバイダの中でも人気であり、料金が安いことが大きなメリットです。3年間の実質月額（事務手数料、毎月支払額、キャッシュバックなどの割引を足して36ヵ月で割った金額）が最安なので、最もお得なプロバイダだといえます。

一方で、デメリットは3年縛りのプランしかないことです。そのため、試しに使ってみたいとか、長期間使うかどうかわからないという方にはおすすめしません。

GMOとくとくBBのキャッシュバックについて

なお、GMOとくとくBBには「毎月の支払額が多いけどキャッシュバックがもらえるプラン」と、「キャッシュバックがもらえない代わりに毎月の支払額が安くなるプラン」の二つがあります。

前者のキャッシュバックがもらえるプランの方が3年間の実質月額は安くなるのですが、手続きを忘れてしまうとキャッシュバックがもらえなくなってしまう（3年間の実質月額も高くなります）ので要注意です。

なお、後者の毎月支払額が安くなるプランを選んだとしても、3年間の実質月額で他社より高くなることはありません。

②Broad WiMAX

Broad Wimaxも3年間の実質月額料金が安いことがメリットです。GMOとくとくBBに比べると若干高くなりますが、他社に比べるとかなり安い部類に入ります。

Broad WiMAXはサポートが充実

Broad WiMAXのもう一つのメリットは、サポートが充実していることです。

Broad WiMAXには「いつでも解約サポート」というサービスがあります（以前は「ご満足保証」という名称でした）。これは、WiMAXの契約後に通信速度や電波環境が満足できなかった場合に、違約金なしで他のインターネット回線に乗り換えることができるというものです。

乗り換え対象は限定されていますが、SoftBank光やauひかり、Broad LTEなど選択肢は豊富です。

一方、BLOAD WiMAXのデメリットは3年縛りのプランしかないことです。ただ、上記の通り「いつでも解約サポート」を使えば解約違約金がゼロになるので、WiMAXを試しに使ってみたいという人にもおすすめできます。

③BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAXのメリットは、1年縛りのプランがあることです。これはWiMAXプロバイダの中では珍しく、違約金なしで解約できるタイミングが1年おきに来るので、他のプロバイダに比べて解約しやすいです。


一方、GMOとくとくBBやBroad WiMAXに比べると3年間の実質月額料金は高くなってしまいます。

WiMAXのおすすめプロバイダ比較表（実質月額料金など）

WiMAXのおすすめプロバイダ3つを紹介しましたが、それらを比較表にまとめると以下のようになります。

	GMO とくとくBB	Broad WiMAX	BIGLOBE WiMAX
実質月額	3435円 (月額割引) or 3346円 (キャッシュバック)	3656円	4180円
メリット	実質月額が最安	実質月額が安い サポートが充実	1年縛り
デメリット	3年縛り	3年縛り	実質月額が高め
おすすめ度	5.0	4.5	3.0

WiMAXを申し込むかどうか迷っている場合にはBroad WiMAXやBIGLOBE WiMAXがおすすめですが、本記事では実質月額料金が最安で一番節約効果の大きいGMOとくとくBBをおすすめしたいと思います。

まとめ

WiMAXについて、メリット・デメリットやおすすめプロバイダを紹介させていただきました！本記事をまとめると以下のようになります。

私も初めてWiMAXを契約したときはちゃんと電波がつながるのか、速度は大丈夫かなどいろいろと心配でしたが、実際に使ってみると思ったよりも快適でした。

特に今はTryWiMAXや、Broad WiMAXの「いつでも解約サポート」があり、お試しとして使うことができるので、WiMAXを使い始めるハードルが下がっていると思います。


WiMAXを使うことで大きな節約効果が見込めますので、あなたもこの機会にぜひ検討してみて下さい！